ちょっと波に乗り遅れた感はありますが、みなさんとは違った視点で
Catalyst 3550とCatalyst 3560の違いを紹介したいと思います。
大きくは3つあります。
- Private VLANのサポート
- IPv6のサポート
- QoSの違い(Queueの違い)
まず1つめはPrivate VLANがサポートされたことです。
Catalyst 3550はPrivate VLANのサブセット的なProtected Port
をサポートしていました。
Private VLANのほうがProtected Portよりも細かい制御ができる
ので、細かいところをちゃんと理解していないと正しい解答をする
のが難しそうですね。
2つめにIPv6のサポートですが、これはさらに分けると2つあって
Unicast RoutingとMDL Snoopingです。
RoutingはStatic、RIPng、OSPFv3がサポートされていて、MDL
Snoopingは簡単に言えばMulticast関連の機能です。
今のR&SのBlueprintにはIPv6 Multicastが出そうな雰囲気は
感じませんが、出ないとは断言できませんし。。。
最後はQoS、正確に言えばQueueの違いです。
これも細かく分けると2つあって、ひとつはIngress Queueのサポート
とと、もうひとつはSchedulingやDropのやり方が変わっていることです。
Catalyst 3550ではIngress Queueは存在しませんでしたが
Catalyst 3560ではCatalyst 3750と同様に1p1qか2qのIngress Queue
をサポートしています。どちらにするかは設定によって変わります。
#1p1qというのは1つのpriority queueと1つのnormal queueという意味
#2qというのは2つのnormal queueという意味
SchedulingがWRRからSRRという方法に変わりました。またCongestion
Avoidanceの手法もWREDからWTDという方法に変わっています。
SRRはWRRでできなかったような、Shapingっぽい動作ができるなど
Catalyst 3550の感覚とはちょっと違うので注意が必要だと思います。
SRRとかWTDについて解説してくれているCisco Pressの本はほとんど
存在しません。
私が読んだことある中では
End-to-End QoS Network Design
という本にCatalyst2970/3560/3750のQueueing and Droppingという
項目で説明があります。
それ以外はConfiguration Guideしかないと思います。
この3つの機能が試験にどれだけ影響を与えるか分かりませんが
基本的にCCIEという試験は
勉強しすぎるほど勉強してもまだ足りない試験
です。
ちょっとでも曖昧な理解だったり、勉強が足りなかったりすると落ちる
のでしっかり準備されることをオススメします。
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